横浜市と川崎市の火葬式とは?おもな火葬場や式の流れなどを紹介

2022.04.05

首都圏である横浜市や川崎市で火葬式を行う際には、利用者が多いため、あらかじめどのような火葬場があるのか把握しておくと安心でしょう。また、火葬式の大まかな流れについて理解しておくことで、当日慌てずに適切な対応をすることが可能です。

そこで今回は、横浜市と川崎市の火葬場や、火葬式の概要、メリット・デメリット、火葬式の流れなどについて解説します。万が一のときに備え、この機会に知見を高めておきましょう。

横浜市と川崎市の火葬式

横浜市には5つ、川崎市には2つの火葬場があり、火葬式が行えます。しかし、そもそも火葬式がどのようなものなのか、詳しく知らない方も多いでしょう。本章では、火葬式の概要やメリット・デメリット、横浜市と川崎市の火葬場、火葬式の費用相場を解説します。

火葬式とは

火葬式(直葬)とは、式場などを使用せず当日、火葬場に集合して火葬炉の前で最後のお見送りを行う葬儀の方法です。式場やホールでの通夜、告別式などは行いません。火葬が終わった後、収骨を行いご散会となります。

火葬式の当日に要する時間は、集合から散会まで2時間程です。また、火葬式の実施メリットは、おもに以下の3つが挙げられます。

・費用が抑えられる
・長い時間拘束されない
・高齢の方でも疲れない

また上記の理由に加え、近年は新型コロナウイルスの影響もあり、火葬式を実施する方が増えています。なお、火葬の実施は、法律上故人様がお亡くなりになってから24時間経過していなければ執り行えません。火葬式を実施する場合は、火葬場の空き状況や遺族の都合などを鑑みて、日程を決める必要があります。

火葬式のメリット・デメリット

まず火葬式のメリットは、お通夜や葬儀を行わなくてよいため、費用が安価に抑えられる点です。また式自体が簡素なため、大掛かりな葬儀を希望しないご遺族や、ご多忙なご遺族が多く利用されます。

一方、火葬式のデメリットは、故人様とお別れするためのお時間が十分に取れないことでしょう。火葬式はお通夜や告別式を実施しないので、その分の時間がどうしても短縮されます。

そのため、故人様とお別れするための時間を十分に取りたい場合には、家族葬などほかの葬儀方法も視野に入れて、慎重に検討するべきでしょう。

横浜市と川崎市の火葬場

横浜市と川崎市の火葬場では、火葬炉に入る前にお棺の蓋を開けて、お顔を見て故人様とお別れができます。

お別れの時間は5分~10分程度です。少し短いと感じるかもしれませんが、お葬式の最後に皆様でお花を入れて頂く時間も大体その程度の時間になります。しっかりと故人様のお顔を見て、お別れができるでしょう。

なお、横浜市と川崎市の火葬場は、以下の通りです。

横浜市の火葬場

横浜市の火葬場は以下の5つで、すべて棺の蓋を開けて、故人様のお顔を見てお別れできます。

■横浜市久保山斎場(市営)横浜市西区元久保町3-1
■横浜市戸塚斎場(市営) 横浜市戸塚区鳥が丘10-5
■横浜市北部斎場(市営) 横浜市緑区長津田町5125-1
■横浜市南部斎場(市営) 横浜市金沢区みず木町1番地
■西寺尾火葬場(民営)  横浜市神奈川区松見町2-418
※西寺尾火葬場は民営の為、火葬料金が異なります。(¥64,000円)

なお、横浜市の火葬場については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。

関連記事:横浜市の火葬場とは?日程の決め方や選ぶ基準、必要なものを紹介

川崎市の火葬場

川崎市の火葬場は以下の2つで、棺の蓋を開けて、故人様のお顔を見てお別れできます。

■かわさき南部斎苑(市営) 川崎市川崎区夜光3-2-7
■かわさき北部斎苑(市営) 川崎市高津区下作延6-18-1

 

なお、川崎市の火葬場については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。

関連記事:神奈川県の火葬場とは【横浜、川崎、横須賀】

横浜市・川崎市の火葬場はお棺の蓋を開けて故人様とお別れができますが、市町村によっては実施不可能な火葬場も多くあります。地域の火葬場や葬儀会社に問い合わせてみるとよいでしょう。

横浜市と川崎市の火葬式の費用相場

横浜市と川崎市で火葬式を実施する際の費用相場は、15万~40万円程度です。ただし、葬儀会社によって、金額は大きく異なりますので事前に確認しておくと安心でしょう。

ただし、家族葬は35~150万円程度、一般葬は50~300万円程度が相場といわれているため、費用をかなり安価に抑えられることがわかると思います。

横浜市と川崎市の火葬式の流れ

横浜市と川崎市で火葬式を実施する場合の、大まかな流れを紹介します。事前に流れを把握しておくことで、当日に落ち着いた対応ができるようになるでしょう。

臨終

ご家族様がお亡くなりになった後、葬儀会社へ連絡します。葬儀会社のスタッフが、故人様のご遺体をお迎えに伺います。なお病院の場合は、医師の発行する死亡診断書を受け取っておきましょう。

葬儀会社によっては、24時間365日対応ではない、葬儀社もありますので、事前に確認しておくと安心です。

お迎え・ご安置

葬儀会社のスタッフが故人様のご遺体の元へお迎えにあがり、ご遺族様が指定した、ご自宅や葬儀社の霊安室へお送りしご安置します。

葬儀会社との打ち合わせ

ご遺体のご安置が終わったら、葬儀会社のスタッフと打ち合わせを実施します。今後の火葬式の流れや役所などへの手続きの案内、火葬式の日程、プランの案内や費用、お坊さんの手配などを、短時間で調整しなくてはいけません。

納棺

葬儀会社との打ち合わせが終わると、次は故人様を棺へ納める納棺を行う流れです。
※お預かりご安置を選択された場合、お体をお守りするために、ご遺族様の了承を得て、先にご納棺することが御座います。

故人様のご遺体を清め、死装束や好きだった洋服などに着替えていただきます。また、故人様の想い出の品やお花を、棺の中へ一緒に納めることも可能です。

なお、当日お棺の蓋を開けて、故人様のお顔を見ながら、お花や好きだった食べ物などを入れてあげられます。一方、金属類や割れ物、陶器、水分を多く含んだもの、カーボン製品などは入れられません。(※金属は洋服のファスナーくらいなら大丈夫な様です)
カーボン製品は特に注意が必要で、火葬炉の故障にも繋がりますので、注意して下さい。

その場所で写真を撮ることは固く禁じられています。お寺様に来て頂いて、読経を頂くことも、制限時間内であれば可能です。

火葬

火葬場へ赴き、故人様と最期のお別れをした後、火葬を執り行います。お寺様を呼んでいる場合は、火葬の前にお経を読んでもらうことが一般的です。

火葬に入ってご収骨まで1時間半ほどの時間が必要です。その間、皆様は控室、またはロビーで待つことになります。控室を予約すれば、待っている間、故人様を偲んで精進落とし(食事)をとることも可能です。

控室は横浜市の火葬場は5,000円、川崎市は6,000円です。(※西寺尾火葬場は金額が異なります。50人程度入れる、しっかりとした部屋を借りられます。)

■注意
飲食の持ち込みはルールが火葬場により異なります。持ち込み可能な場所でもゴミなどは必ず持ち帰る、臭いは残さない、原状復帰で部屋を返すことが原則です。

お食事をとる場合は、葬儀社さんが紹介してくれる料理屋さんへの依頼をおすすめします。火葬場から出入りも許可されており、各火葬場のことをよくご存じだからです。用意から片付けまで、すべて円滑に行ってくれるでしょう。

骨上げ

時間になると係の方からご案内があり、故人様のご遺骨を骨壺へ納める骨上げを行います。喪主が最初に行い、次に遺族の順番で、二人一組となってご遺骨を骨壺へ納めましょう。

骨壺は49日法要が終了するまで、ご自宅で保管します。皆様で収骨を行った後、ご散会(解散)となる流れです。

なお、骨上げについては、以下の記事で詳しく紹介しているので参考にしてみてください。

葬儀会社への支払い

火葬式が終わった後、葬儀会社がご遺族などへ請求書をお渡し、お支払を行います。葬儀会社への支払いは、後払いや、当日払いであることが一般的です。

決済方法は、葬儀会社ごとに異なりますので、現金のみやクレジットカードの利用可否などについては事前に確認しておきましょう。
杉浦本店では、クレジットカード・振り込み・現金・ローン全てに対応しています。

横浜市と川崎市の火葬式の葬儀会社を選ぶポイント

火葬式のプランや費用は、葬儀会社によって異なります。そのため、横浜市と川崎市で火葬式を行う際には、葬儀会社をどこにするかも重要なポイントです。

葬儀会社を選ぶ際には、やはり横浜市や川崎市で火葬式の豊富な実績をもつところを選ぶべきでしょう。経験豊富な葬儀会社であれば、横浜市と川崎市のローカルルールにも精通しているため、火葬式を適切に執り行えます。
葬儀社杉浦本店では、年間4000件の豊富な知識と経験が御座います。

また、葬儀会社のスタッフの対応も重要です。やたら高額なプランをすすめてきたり、高圧的な対応をしたりする葬儀会社は避け、ご遺族の心に寄り添い親身になって対応してくれるところを選びましょう。

そして、近年はネットでの口コミ情報を確認しておくことも大切です。過去の利用者がどのような印象を持ったかという情報は非常に参考になるので、最終判断を下す前にネットで確認しておきましょう。

菩提寺様がいる場合

お寺にお墓があり菩提寺様がいらっしゃる際は、必ずお寺様に相談をしましょう。

菩提寺様にとってご檀家様をしっかり責任を持って導き送ってあげることは、とても大切で意味のあることです。相談した際に「しっかりと式はしてあげて下さい」とご指導を受ける場合もあります。

その際には、菩提寺様のご指示に従いましょう。菩提寺様にとっては、ご葬儀だけでなく今後も末永く責任をもってご供養を行う大切な役割があります。どのお寺様も真剣に心を込めてご供養し、ご冥福を日々祈るものです。

菩提寺様がその様に仰っている場合は、葬儀会社も菩提寺様のご指示の通り行いましょうとご家族様におすすめします。ただし、菩提寺様に内緒で火葬を済ませ、ご納骨の際に揉めてしまうことが、残念ながら現在でもある様です。

まとめ

浜市と川崎市の火葬場や、火葬式の概要、メリット・デメリット、火葬式の流れなどについて解説をしました。事前に知識を深めておくことで、有事の際に慌てず適切な対応が行えることでしょう。

横浜市、川崎市、逗子市、鎌倉市で火葬式を執り行う場合は、やはり実績豊富な葬儀会社へ任せるのが安心です。弊社、お葬式の杉浦本店は、創業130年の信頼と安心が自慢です。横浜市、川崎市逗子市、鎌倉市で火葬式における多数の実績はもちろん、火葬式のプランもご準備しております。

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