直葬と火葬式の違いを表す静かなお別れのイメージ

直葬と火葬式の違いとは?同じ「火葬のみ」でも葬儀社で中身が変わる

2026.06.16

直葬と火葬式の違いとは?同じ「火葬のみ」でも葬儀社で中身が変わる

「直葬」と「火葬式」、どちらも耳にするけれど何が違うのか。横浜市で直葬をお考えの方からよくいただくご質問です。結論からお伝えすると、直葬と火葬式は基本的に同じ意味です。どちらも通夜・告別式を行わず火葬のみを行うお見送りを指します。ただし、同じ「直葬・火葬式」という名前でも、葬儀社によってプランの中身は大きく異なります。特に「安置中に面会できるかどうか」は、葬儀社ごとに対応が分かれる重要なポイントです。この記事では、用語の違いから各葬儀社のプラン構造の違いまで、年間5,000件超の実績を持つ杉浦本店が事実ベースで解説します。

そもそも「直葬」と「火葬式」は違うもの?

まず用語の整理から。「直葬(ちょくそう)」と「火葬式(かそうしき)」は、ほぼ同じお見送りのかたちを指す言葉です。

呼び方 意味 ニュアンス
直葬 通夜・告別式を行わず火葬のみ 古くからある呼び方。「直接火葬する」が語源
火葬式 通夜・告別式を行わず火葬のみ 近年広まった言い換え。「式」の語で丁寧な印象

つまり本質的な内容に違いはありません。「直葬」という言葉が事務的に聞こえるため、「火葬式」というやわらかい表現を使う葬儀社が増えた、というのが実態に近いです。どちらの言葉を使っていても、「通夜・告別式をせず火葬のみを行う」という点は共通しています。

本当に注意すべきなのは、言葉の違いではなく「プランの中身の違い」です。次の章で詳しく見ていきます。

同じ「直葬」でも、葬儀社でこんなに変わる5つのポイント

直葬プランの比較ポイントを整理するイメージ

同じ「直葬・火葬式」という名前のプランでも、葬儀社によって含まれる内容が異なります。特に差が出やすいのが以下の5点です。

① 安置中に面会できるか

最も大きな違いがこれです。安置中にご遺体と面会できるプランと、できないプランがあります。面会できないプランの場合、ご家族が故人と対面できるのは火葬当日に火葬場で集まるほんの数分間のみとなります。「最後にゆっくりお別れしたい」という希望がある方は、この点を必ず確認すべきです。

② 安置日数は何日分含まれているか

横浜市は火葬場が混雑し、火葬まで3〜4日、時に1週間待つこともあります。安置日数が2日分しか含まれていないプランだと、超過分は1日あたり追加料金が発生します。

③ 搬送距離の上限は何kmか

病院から安置場所、安置場所から火葬場への搬送には距離の上限が設定されています。上限が20km程度のプランが多く、上限を超えると追加料金がかかります。

④ 自社ホール(安置室)があるか

自社の安置施設を持つ葬儀社と、提携先や預かり施設を使う葬儀社があります。自社ホールがあると面会の融通が利きやすく、急な変更にも対応しやすい傾向があります。

⑤ ドライアイスは何日分含まれているか

安置日数と同様、ドライアイスの日数もプランによって異なります。安置が延びると追加料金が発生する場合があります。

主要葬儀社の直葬プラン構造を比較

葬儀社ごとのプラン構造の違いを示すイメージ

ここからは、主要な葬儀社が「火葬のみ」のプランをどう設計しているか、各社の公開情報をもとに事実ベースで整理します。どの社が良い・悪いという話ではなく、「同じ直葬でもプランの設計思想が違う」という事実をご理解いただくための比較です。

ネット系葬儀社の傾向(小さなお葬式・よりそうお葬式など)

インターネットを中心に集客するネット系葬儀社は、火葬のみのプランを複数のグレードに分けているのが特徴です。

小さなお葬式の場合、火葬のみのプランとして最安の「小さなお別れ葬」があります。同社の公式サイトでは、このプランはお預かり安置のみで、対面などには対応できない旨が明記されています。安置中の面会を希望する場合は、上位のプランを検討する必要があります。

よりそうお葬式の場合は、火葬式の中に「直葬プラン(シンプル)」「面会プラン」「自宅安置プラン」という3つの選択肢を設けています。面会を希望する方は「面会プラン」、自宅で過ごしたい方は「自宅安置プラン」を選ぶ、という設計です。最安のシンプルプランには付添安置のオプションを追加できない設定になっています。

つまりネット系では、「面会できる/できない」をプランのグレードで分けているのが共通した特徴です。最安プランを選ぶと面会できない、という構造を理解しておくことが大切です。

互助会系葬儀社の傾向

冠婚葬祭の互助会系葬儀社(積立型の会員制度を持つ葬儀社)にも火葬のみのプランはあります。ただし、ネット系のように「面会なしの最安プラン」と「面会ありプラン」を細かく分けていない場合が多く、火葬のみのプランが実質1種類というケースもあります。プランの選択肢の幅は葬儀社によって異なります。

杉浦本店の場合|面会の有無で2プラン

杉浦本店では、面会なしのシンプルプラン(9万円〜)と、面会ありの火葬式直葬プラン(14万円〜)の2つをご用意しています。

シンプルプラン 火葬式直葬プラン
価格 9万円〜 14万円〜
面会 なし あり(前日予約制・1日1回30分・無料)
安置日数 2日分込み 最大7日分込み
搬送 2回(20km×2)込み 2回(50km×2)込み
安置場所 自社ホール 自社ホール
ドライアイス 2日分込み 最大7日分込み

「費用を最優先したい」方はシンプルプラン、「シンプルにしたいけれど最後はゆっくりお別れしたい」方は火葬式直葬プラン、という選び方ができます。どちらも棺・骨壺・火葬許可証代行・火葬場でのお別れ・当日進行係込みです。

「火葬のみ」で後悔しやすいポイント

直葬を選ぶ家族が打ち合わせをしているイメージ

現場で多くの直葬をお手伝いする中で、「もっと確認しておけばよかった」という声を聞くことがあります。代表的なものを挙げます。

「面会できると思っていた」

最も多いのがこれです。最安プランを選んだら安置中の面会ができず、火葬当日まで故人と会えなかった、というケース。「火葬のみ」でも面会できるプランはあります。面会を希望する場合は、その点を明確に伝えて見積もりを取りましょう。

「安置の追加料金で総額が上がった」

火葬場の混雑で安置が延び、超過分の料金で当初の見積もりより総額が上がったケース。横浜市は火葬待ちが発生しやすいため、安置日数が何日込みかは特に重要です。

「搬送の追加料金がかかった」

搬送距離の上限を超えて追加料金が発生したケース。病院やご自宅、火葬場の位置関係によっては上限を超えることがあります。

「結局、式をしたくなったが対応してもらえなかった」

打ち合わせの中で「やっぱり少しお別れの時間を持ちたい」と気持ちが変わることがあります。直葬から一日葬・家族葬への変更に柔軟に対応できる葬儀社かも、確認しておくと安心です。

直葬・火葬式の葬儀社選び|確認すべき5つのチェックリスト

「火葬のみ」という言葉だけで決めず、以下の5点を必ず確認しましょう。

確認項目 なぜ重要か
① 安置中に面会できるか 最安プランは面会不可の場合がある。最後のお別れに直結
② 安置日数は何日込みか 横浜市は火葬待ちが発生。超過で追加料金
③ 搬送距離の上限は何kmか 上限超過で追加料金
④ 自社ホールがあるか 面会の融通・急な変更への対応力に影響
⑤ 総額はいくらか 表示価格でなく、火葬料・追加料金込みの総額で比較

特に大切なのは、表示価格ではなく総額で比較すること。そして、「面会したいか」を自分たちのなかで先に決めておくことです。面会を希望するなら、面会できるプランかどうかを最初に確認すれば、選択肢が絞りやすくなります。

横浜市の直葬|火葬料と費用の目安

横浜市で直葬を行う場合の費用は、葬儀社のプラン費用(9万〜20万円台)+火葬料(横浜市民1万2,000円)+休憩室料などで構成されます。

項目 金額 備考
葬儀社プラン費用 9万円〜 面会の有無・安置日数で変動
火葬料 1万2,000円 横浜市民価格(火葬場直接払い)
休憩室料 5,000円 火葬中の待合(火葬場直接払い)

横浜市には久保山・南部・北部・戸塚の市営4斎場があり、火葬料はいずれも横浜市民1万2,000円です。エリアによって使う斎場が異なります。各区の詳しい火葬場情報は、お住まいの区の直葬ガイドをご覧ください。

まとめ|「火葬のみ」でも中身は葬儀社次第

「直葬」と「火葬式」は基本的に同じ意味ですが、同じ名前のプランでも面会の可否・安置日数・搬送距離・総額は葬儀社によって大きく異なります。特に「安置中に面会できるか」は、最安プランでは対応していない場合があるため、最後のお別れを大切にしたい方は必ず確認しましょう。

杉浦本店では、面会なしのシンプルプラン(9万円〜)と面会ありの火葬式直葬プラン(14万円〜)の2つをご用意し、ご家族のご希望に合わせてお選びいただけます。「自分たちに合った直葬がどれか分からない」という方も、まずはお気軽にご相談ください。

直葬・火葬式のご相談

9万円〜(面会なし)/ 14万円〜(面会あり・安置最大7日分込み)

あなたに合ったプランを、押し付けなくご提案します。

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通話無料・24時間365日対応

杉浦本店 公式サイトはこちら

この記事の監修

お葬式の杉浦本店(創業135年)

神奈川県横浜市を中心に直営15ホール(ありがとうホールシリーズ)を展開。年間施行件数5,000件超。1級葬祭ディレクター多数在籍。お客様満足度98%(2023年度葬儀後アンケート)。自社で司法書士法人を展開し、葬儀から相続手続きまでワンストップで対応。

公式サイト:https://www.sugiurahonten.com/

※ 掲載情報は2026年4月時点の内容です。各葬儀社のプラン内容・料金は変更される場合がありますので、最新の情報は各社公式サイトでご確認ください。本記事は各社の公開情報をもとに、事実に基づき中立的に比較したものです。