直葬で静かに故人を見送る穏やかなイメージ

直葬で後悔しないために|デメリットと7つの対策を現場目線で正直に解説

2026.06.17

直葬で後悔しないために|デメリットと7つの対策を現場目線で正直に解説

「直葬は後悔するって本当?」「やめたほうがいいの?」横浜市で直葬をお考えの方から、こうした不安の声をよくいただきます。結論からお伝えすると、直葬を選んだこと自体を後悔する方は多くありません。ただし、「事前に確認・相談しておけばよかった」という後悔は起こり得ます。この記事では、年間5,000件超のお見送りをお手伝いする杉浦本店が、直葬のデメリットを隠さずお伝えし、それぞれの対策まで正直に解説します。デメリットを正しく知った上で選べば、直葬は十分に良いお見送りになります。

最も注意すべき後悔|菩提寺に黙って火葬してしまうこと

菩提寺への相談の大切さを表すイメージ

現場で見てきた中で、最も深刻で、最も多い後悔がこれです。菩提寺(先祖代々のお墓があるお寺)がある方は、必ずこの章を読んでください。

何が起こるのか

菩提寺があるにもかかわらず、お寺に相談せず直葬で火葬してしまうと、お墓への納骨を断られることがあります。多くの寺院では、檀家の葬儀は菩提寺が執り行うのが本来の形とされており、お寺を通さずに火葬を済ませてしまうと、「お墓に入れることはできない」と言われてしまうのです。

その場合どうなるか。お骨の状態から、改めて葬儀をやり直すことになります。読経や戒名授与を後から行い、ようやく納骨できる、という流れです。つまり——

お布施を節約したくて直葬を選んだのに、結局お布施を払うことになる。しかも、火葬費用と葬儀費用の両方がかかり、かえって高くつくケースが少なくありません。

葬儀社にも迷惑がかかる

意外と知られていませんが、このトラブルは葬儀社にも累が及びます。菩提寺から「なぜ確認しなかったのか」と葬儀社が叱責され、お寺と葬儀社の信頼関係が悪化することもあります。これは実際によくあることです。ご遺族・お寺・葬儀社の三者すべてにとって、不幸な結果になってしまいます。

対策|黙って進めず、必ず菩提寺に相談する

対策はシンプルです。菩提寺がある場合は、黙って進めず、必ず事前に相談してください。

大切なのは、お寺が腹を立てるのは「直葬を希望すること」ではなく「相談してくれなかったこと」だという点です。事前に相談すれば、多くの菩提寺は事情をくみ取って寄り添ってくれます。

「お布施を払うお金がない」「経済的に通常の葬儀は難しい」——そうした事情があるなら、隠さず正直に相談してください。正直に伝えれば、読経のみで対応してもらえたり、費用を相談に応じてもらえたり、現実的な落としどころを一緒に考えてくれるケースの方が多いのです。諦めて黙るより、まず相談する。これが何よりの後悔回避策です。

その他の直葬のデメリットと対策

直葬を選ぶ前に家族で話し合うイメージ

菩提寺の問題以外にも、直葬で起こり得る後悔があります。それぞれ対策とあわせてお伝えします。

デメリット②|親族から反対される

直葬は近年広まったお見送りの形のため、年配のご親族には馴染みが薄く、「なぜ式をしなかった」と反対されることがあります。後から言われると、ご遺族の心労になります。

対策:事前に「なぜ直葬を選ぶのか」を関係する親族に伝え、理解を得ておきましょう。費用面の事情、故人ご本人の遺志などを共有すれば、納得していただけることが多いです。事後ではなく事前の共有が大切です。

デメリット③|最後にゆっくりお別れできず後悔する

面会のない最安プランを選ぶと、故人と対面できるのは火葬当日の数分間のみ。「もっとそばにいたかった」と後から感じる方がいます。

対策:「最後はゆっくりお別れしたい」気持ちが少しでもあるなら、面会ができるプランを選びましょう。杉浦本店では火葬式直葬プラン(14万円〜)で安置中の面会(前日予約・1日30分・無料)が可能です。直葬から一日葬・家族葬への変更も柔軟に対応しています。

デメリット④|お世話になった方が弔問に訪れる

葬儀を行わないと、後日「お線香をあげさせてほしい」と自宅に弔問が続くことがあります。その都度の対応が、かえって負担になる場合も。

対策:故人の交友関係が広い場合は、直葬ではなく一日葬・家族葬で一度にお別れの場を設けた方が、結果的にご遺族の負担が軽くなることもあります。故人の人間関係を踏まえて選びましょう。

デメリット⑤|香典が入らず持ち出しになる場合がある

参列者を招かないため香典収入がなく、費用がそのままご遺族の負担になります。一般葬では香典で費用の一部がまかなわれることを考えると、「直葬の方が必ず安く済む」とは限らないケースもあります。

対策:費用の総額と、想定される香典額を踏まえて判断しましょう。とはいえ直葬の費用自体は抑えられるため、多くの場合は直葬の方が持ち出しは少なく済みます。

デメリット⑥|気持ちの整理がつかないことがある

儀式には、遺された方が死を受け入れ、区切りをつける役割もあります。あまりに簡素だと、「ちゃんと送れた気がしない」と心残りになる方もいます。

対策:火葬炉前でのお別れの時間を大切にする、面会プランで安置中に故人と過ごす時間を持つ、など「お別れの実感」を持てる工夫をしましょう。

デメリット⑦|後から「やり直したい」と思っても難しい

火葬後に「やはりお別れの式をしたかった」と思っても、火葬は一度きり。お骨の状態でのお別れ会は可能ですが、生前のお顔を見てのお別れはできません。

対策:少しでも迷いがあるなら、打ち合わせの段階でスタッフに正直に伝えてください。直葬から一日葬・家族葬への変更は、火葬前であれば可能です。迷いを抱えたまま進めず、相談しましょう。

後悔しないための事前チェックリスト

直葬を選ぶ前に、以下を確認しておきましょう。

確認すること ポイント
① 菩提寺はあるか 最重要。あるなら必ず事前相談。黙って進めない
② 親族に伝えたか 反対が出そうな方には事前に理由を共有
③ 面会したいか 希望があるなら面会できるプランを選ぶ
④ 故人の交友関係は広いか 広いなら弔問対応も想定。一日葬も検討
⑤ 総額はいくらか 火葬料・追加料金込みで把握
⑥ 迷いはないか 少しでも迷うなら打ち合わせで正直に相談

それでも直葬は「良い選択」になり得ます

納得して直葬を選んだ家族の穏やかなお別れのイメージ

ここまでデメリットを正直にお伝えしてきましたが、直葬そのものが悪いわけではありません。むしろ、これらの点をきちんと確認・準備した上で選べば、直葬は故人とご家族にとって心のこもった、納得のいくお見送りになります。

実際、「派手なことは望まない」という故人の遺志を尊重し、ご家族だけで静かに見送れたことに、深く満足されるご遺族をたくさん見てきました。大切なのは、「安いから」という理由だけで安易に選ぶのではなく、デメリットも理解した上で、納得して選ぶことです。

杉浦本店では、ご家族のお気持ちや事情を丁寧にうかがった上で、直葬が本当に最適か、面会ありプランの方が良いか、あるいは一日葬の方が後悔がないか、押し付けることなく一緒に考えます。菩提寺との関係でお悩みの場合もご相談ください。後悔のないお見送りのために、まずはお気軽にお電話を。

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9万円〜(面会なし)/ 14万円〜(面会あり・安置最大7日分込み)

菩提寺との関係、親族への説明など、後悔のないお見送りを一緒に考えます。

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この記事の監修

お葬式の杉浦本店(創業135年)

神奈川県横浜市を中心に直営15ホール(ありがとうホールシリーズ)を展開。年間施行件数5,000件超。1級葬祭ディレクター多数在籍。お客様満足度98%(2023年度葬儀後アンケート)。自社で司法書士法人を展開し、葬儀から相続手続きまでワンストップで対応。

公式サイト:https://www.sugiurahonten.com/

※ 掲載情報は2026年4月時点の内容です。菩提寺との対応は寺院により異なりますので、個別のご事情は菩提寺または杉浦本店にご相談ください。